巨大乳頭結膜炎

上まぶたの裏側(結膜)にブツブツ(乳頭)が生じるアレルギー性疾患。
重篤な症状には至りませんが、コンタクトレンズの装着者に近年急増しています。
一見、花粉やハウスダストによるアレルギー性結膜炎とも同様の症状のため、コンタクトが原因とは気づかない場合もあります。

「自覚症状としては目やにが多くなり、目がかゆくなります。
レンズが上にズレやすく、装用中も汚れやすくなるのでコンタクトレンズ(CL)をしているのがわずらわしくなります。
原因はレンズの汚れ、特にレンズに付着する変性しかタンパク質です」

と話すのは、日本コンタクトレンズ学会常任理事の先生。

ソフトレンズ(SL)の装用者に多く、発症率は20%にもなります。
SLの煮沸消毒はレンズにタンパク質が固着しやすく、つけおき洗浄では汚れが落ちにくいために起こります。

ハードレンズ(HL)でも汚れが原因で5%程度の発症があります。
ドライアイの人にも発症が多いとか。

治療・対策

眼科で抗アレルギー薬を点眼し、レンズの装用をしばらく中止します。
それでたいていは治癒しますが、再発を防ぐには、使用している従来型のSLを、毎日使い捨てるタイプや頻回交換(2週間)のSLに、あるいはHLに換えることがよいでしょう。

『予防としては、煮沸やつけおき洗浄をやめ、クリーナーによるこすり洗いや、コールド(薬品)洗浄にし、装用時間をなるべく短くすることです。」