角膜内皮細胞障害

「角膜内皮細胞は、黒目の透明性を維持する大事な細胞です。
生まれたときは1mm²あたり約4000個あり、加齢とともに減少し70歳くらいで約200個まで減少します。
CL装用はこの角膜内皮細胞の減少を助長させます。
減少の程度は人によりますが、SLを装用していた39歳も男性で1000個にまで減少していた例があります。
この場合、白内障などの眼内手術を受けるとき、術後のトラブルが増えたり手術を受けられないこともあります。」

角膜内皮細胞障害は角膜の慢性的な酸素不足が原因。
レンズの酸素透過度、フィッティング、汚れなどが原因で酸素不足になります。
自覚症状がまったくないまま進行しますので、やっかいな障害です。

治療・対策

角膜内皮細胞は減少するのみで、増えることはありません。
ですから進行をとめるだけで、増やすような治療はありません。
症状が出現しないので、予防としては定期的に角膜内皮の検査を受けるようにしましょう。
細胞数の減少が認められた場合は連続装用夸甲止し、装用時間の短縮、適正なフィッティングのレンズへの変更、毎日使い捨てもしくは頻回交換SLへの変更、
酸素透過性の高いHLへの変更などで対処します。
特に近視の強い人は、どのCLでも酸素不足になるので注意しましょう。
内皮細胞の減少が著しい場合は、CLをやめメガネに切り換えましょう。